蟹が当たった話と蟹にあたった話
『が』と『に』でこれほど違うことが他にあるだろうか。
- 蟹が当たった。
単純にうれしい話だろう。ビンゴや福引で、カニがあたったということ。実際に、先日会社の忘年会で、後輩が当たった。
生蟹1kgが当たったと喜んでいたところ、「ところで生蟹ってどういうことですか。」と後輩。
同僚が「生の蟹だよ。冷凍してないやつ。」という。
まさか。
会社の忘年会で、誰に当たるかわからない景品として、水揚げしたばかりの蟹を用意するわけがない。むしろそんな会社に勤めてみたい。
生蟹=冷凍の、ゆでていない蟹。という解釈が正解だろう。
そこで思い出したのが、カニにあたった記憶。
- 蟹にあたった。
だいぶ前のこと。もう10年も前かもしれない。
友人とカニ鍋をしていて、若いころは(今もですが)食い意地が張っていたので、鍋に入れる前の蟹も御賞味したくなった。
一応茹でている蟹での鍋だったので、特に問題はなかったと思う。
しかし、翌日から、僕を含めた3名が、数日間、立つことさえ不可能になった。
トイレにも張っていく様な不始末。
普通の食あたりが猫パンチくらいだとすれば、蟹での食あたりはメイウェザーのボディーブローさながらといったところ。
なぜああもひどいのか。死ぬる。
御自愛ください。